涼しくなる少し前。
休日に山中湖でウェイクボードしてきました。
雨が降ったりやんだりで湖にきれいなアーチ状の虹が見られました。
最近はやっと涼しくなってきて外で過ごしやすくなりましたね。
余計な話はこのへんで。
古い石積みに上塗りをして
年月が経ちその上塗りが剥がれ落ちた壁です。
歴史を感じる風合いのある壁ですね。
...のように見えますが。
数日かけて造り上げた造形左官の壁です。
構造はこんな感じになっています。
型枠を組み強度確保の為の鉄筋を仕込み
その中にコンクリートを流し込んで擁壁を作ります。
完成した擁壁はこちら。
斜めになっている箇所は崩れ落ちた石積みを再現する為。
後に掲載する完成した写真と見比べてみてください。
ただ左官材で壁を仕上げるだけでも技術が必要ですが
造形左官となるとそれ以上の技術と経験、そしてイメージなんかも必要になります。
古い壁がどんなものか、石の質感や表情がどうなっているか。
今まで観察、研究してきたものが重要になります。
と、偉そうな事言っていますが僕にはその技術も経験もまだまだ足りません。
今回の造形は普段協力してくれている職人さんによるものです。
完成した壁面を見て感動しました。さすがです。
それなりに費用はかかってしまいますが
雰囲気のある空間がつくれますのでご興味ある方はぜひ。
Hoshino